三味線辞典:調弦

三味線の調子

三味線の調弦にはヴァイオリン等と異なり、複数のパターンがあります。曲によって、また曲の途中でも調弦を変化させる調弦方法なのです。
基本の調弦は下に記す通りです。調弦法が多種あるのは、異なる調に対応するためと、響きによる雰囲気の違いのためとされています。
実際には三本しかない絃での表現力を高めるためと思われます。

◆本調子◆
一の糸に対し、二の糸を完全4度高く、三の糸をオクターブ高く合わせる。一の糸がCならば二の糸はF、三の糸は高いCとなる。
◆二上がり◆
一の糸に対し、二の糸を完全5度高く、三の糸をオクターブ高く合わせる。本調子の二の糸を上げるとこの調子になる事から。沖縄では「二上げ」と言う。C−G−Cとなる。
◆三下がり◆
一の糸に対し、二の糸を完全4度高く、三の糸を短7度高く合わせる。本調子の三の糸を下げるとこの調子になる事から。沖縄では「三下げ」と言う。C−F−B♭となる。

三味線のキー

全盛こそ過ぎた感じはありますが我々はカラオケ世代といえるでしょう。明治から昭和の中期にかけての民謡ブームで、三味線はある意味カラオケと同じ役割をになっていました。伴奏楽器としてです。

カラオケには必ずといって“キー”操作のボタンがあります。半音上げるとか半音下げるといった表現でおなじみのアレです。三味線はこのキーを本数で表現します。唄い手さんの声質にあわせるためですね。

ピアノの鍵盤を想像いただくとイメージが容易いでしょう。
ド〜シまで白鍵盤で7音、黒鍵盤で5音、合わせて12鍵盤が存在しています。
これを12本で表し、相対的なドの位置をどこに設定するか決めます。

三味線の調弦

このように三味線では調子と本数によって曲ごとに調弦を施していきます。
調子と本数の関係を絶対音として得るためのツールとして調子笛があります。

調子笛の音に1の糸の開放絃の音を合わせるのです。
ですが笛の音に絃の音を合わせるのは慣れが必要です。
以下にバーチャル調子笛を公開していますので、是非、調子と本数の関係を体感してみてください。
※音源制作の関係上、調子は二上がりのみです。

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調子笛FLASHの使い方

二上がりの4本、5本、6本に設定しています。

画面上の4、5、6のいずれかをクリックしてください。
1の糸
2の糸
3の糸
三音
の表示が現れます。

調弦したい糸をクリックしていただくと、調子笛からそれぞれの糸の開放音源が発せられます。

三音をクリックすると、1→2→3→3→2→1と順番にそれぞれの糸の開放音源を再生します。

音源は調子笛の音とは違います。音源には津軽用の太棹を使用しています。

右下のsound stopもしくは4、5、6のいずれかをクリックすることで途中で音源を止めることができます。また再生中の糸と違う糸をクリックすると、再生中の音源は停止し、クリックした音源が再生されます。


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